スモールオフィスとは?特徴やデメリット、福岡のおすすめも解説
こんにちは、福岡市のレンタルオフィス「グラプラス天神」です。
本記事ではスモールオフィスを詳しく解説します。
最近たまに聞くようになったスモールオフィスですが、レンタルオフィスなどとの違いやメリット・デメリットについて解説します。
また、福岡市のおすすめのスモールオフィスも解説します。
スモールオフィスとは?
スモールオフィスとは、その名のとおり小規模な事務所のことです。特に、個人事業主やフリーランスが働く場所として使われることが多いですね。個人事業主やフリーランスは、自宅、カフェ、コワーキングスペース、レンタルオフィス、シェアオフィスなど様々な場所で働きますが、スモールオフィスはその中でもレンタルオフィス、シェアオフィス、コワーキングスペースなどを指す場合が多いです。
ただし、スモールオフィスに明確な定義はありません。広い意味では「個人事業主やフリーランスが働く場所」、狭い意味では「1人用~少人数用のレンタルオフィスやコワーキングスペース」として使われるため、状況に応じて何を指しているか判断することが必要です。
スモールオフィスの特徴
スモールオフィスは、個人事業主やフリーランスが自宅以外で集中して作業できる場所として利用する、1人または少人数向けの小規模なオフィス空間です。特にレンタルオフィスやコワーキングスペースなどを意味することも多いです。
スモールオフィスの特徴は、必要な設備やインフラが整っているため、初期費用を抑えつつ、すぐに業務に取り掛かれることです。自身でオフィスを契約する場合は、自身で物件を探して契約し、Wi-Fi環境やオフィス家具を準備する必要があります。一方、スモールオフィスならWi-Fi、机、イス、複合機などが整っているため、契約完了後はすぐに業務に取り掛かれます。
また、スモールオフィスは都心部や各エリアの中心地にあることが多いため、スモールオフィスの一等地住所に法人登記をすることで取引先や顧客に安心感を与えられます。また、多くは月単位で契約・解約ができるため、人員の増減や活動エリアの変更、廃業時などにも柔軟に動くことができます。
スモールオフィスの選び方
スモールオフィスを選ぶ際には、以下の点に注意が必要です。
- 料金・初期費用
- 契約期間
- 立地・自宅からの通いやすさ
- 設備の充実度
- サポート体制
料金については、わざわざ言及するまでもなく皆さんが気にするポイントでしょう。気を付けたいのが初期費用です。月額料金が安くても初期費用が高く、契約時に多額の資金が必要だったり、短期での解約がしにくい場合もあります。
福岡のスモールオフィスの初期費用は月額料金の1~2カ月分の場合が多いですが、中には3カ月分から半年分の初期費用がかかる場合もあるので注意が必要です。また、初期費用以外に法人登記が別料金だったり、敷金や保証料といった名目で料金が追加される場合もあります。
また、契約期間にも注意してください。特にレンタルオフィスやシェアオフィスの場合、最低利用期間が設けられている場合があります。中には2年以上といった長期の縛り期間があるオフィスも存在します。
特に創業したての中小企業、個人事業主やフリーランスは、引っ越しや活動エリアの変更により短期で解約せざるを得ないことが多々あります。私も起業してから5年間の間に4回も登記住所を変更しました。縛り期間は公式サイトなどに書いていないこともあるので、契約前に必ず確認しましょう。
立地については、自宅から近い場所や通いやすい場所にしましょう。ただし、法人登記をする場合はある程度ビジネス街として有名なエリアにしておくのがおすすめです。天神なら「福岡市中央区天神」、博多なら「福岡市博多区博多駅前」「博多駅中央街」や「博多駅東」「博多駅南」がよいでしょう。同じ天神エリアでも、例えば「福岡市中央区天神」と「福岡市中央区那の津」では、知らない人が見たときに前者の方がなんとなく信頼性が高くなります。
あとは、自分に必要な設備が整っているか、サポート体制が充実しているか(カウンターにスタッフが常駐しているか)など、自分に合った設備を選びましょう。ただし、設備やサポートは充実しているほど料金は高くなります。最初は最低限のところから始め、業績が安定してきたら充実した施設に移転したり、自分で事務所を用意するなどした方がよいかもしれません。
レンタルオフィスとの違い
レンタルオフィスとスモールオフィスは明確に分けられるものではありません。「スモールオフィスの形態の1つがレンタルオフィス」とも言えますし、「レンタルオフィスのうち、1人や少人数向けの個室/スペースをスモールオフィスと呼ぶ」という考えもあります。
ネットで調べると「レンタルオフィスは個室だが、スモールオフィスは1つの空間を複数人で共同で利用する」といったことが書かれていますが、必ずしもそうとも言えません。個人的には、「1人~少人数用のオフィススペースはレンタルオフィスもシェアオフィスもコワーキングスペースもスモールオフィスと呼ぶ」のがしっくりきます。
なお、集中して作業したい場合は個室や固定席の方がオススメです。シェアオフィスのオープン席やコワーキングスペースは人の出入りが気になったり、PC画面や机に置いた資料を周囲の人から見られてしまうリスクがあります。
シェアオフィスとの違い
シェアオフィスも同様で、スモールオフィスと明確に定義が分けられるものではありません。そもそも、レンタルオフィスとシェアオフィスの違いもあいまいです。ネットで調べると「レンタルオフィスは個室、シェアオフィスはフリーアドレス」といった記述もありますが、レンタルオフィスでもフリーアドレスのオープン席はありますし、シェアオフィスにも個室があります。あまり違いを気にする必要はありません。シェアオフィスはスモールオフィスの形態の一つとして考えておきましょう。
なお、前章でも解説したように、集中して作業したい人はフリーアドレスの自由席より、個室や固定席をおすすめします。オープン席だとどうしても周囲が気になったり、PC画面や資料が他人に見られるリスクもありますが、個室や周囲が仕切られた固定席なら他の利用者を気にせずに集中して作業できます。
コワーキングスペースとの違い
コワーキングスペースはスモールオフィスの形態の1つです。違いというより、スモールオフィスの中にコワーキングスペースが含まれているといってよいでしょう。
コワーキングスペースは時間単位/日単位で柔軟な使い方ができるのが特徴です。特にオフィスの利用日数が少ない場合はレンタルオフィスやシェアオフィスより、コワーキングスペースで一時利用(ドロップイン)した方が費用を節約できます。
一方、コワーキングスペースは基本的にオープンスペースの自由席なので、先ほど述べた通りどうしても周囲が気になったり、PC画面や資料が他人に見られるリスクもあります。他の利用者を気にせずに集中して作業したいなら、少々高くても個室や周囲が仕切られた固定席のレンタルオフィスの方がよいでしょう。
バーチャルオフィスとの違い
バーチャルオフィスもスモールオフィスの形態の1つとも言えますが、実際の使い方は大きく異なります。バーチャルオフィスは自宅やカフェなどで作業する人が、住所だけを利用するしくみです。バーチャルオフィス自体に作業スペースはないため、法人の住所と実際に作業している場所が異なります。
フリーランスや個人事業主は自宅で作業する人も多いと思いますが、登記簿謄本やwebサイト/名刺には自宅の住所を載せたくないですよね。そもそも賃貸住宅では法人登記や事業用の住所として利用不可になっている場合が多いです。そのような場合、住所だけはバーチャルオフィスに移し、定期的に自宅に郵便物を転送してもらうのが便利です。
スモールオフィスのメリット・デメリット
スモールオフィスのメリット
スモールオフィスを「1人~少人数向けのレンタルオフィス/シェアオフィス」と定義すると、主に以下のようなメリットがあります。
- 初期費用が抑えられる
- 登記や住所利用が可能
- 月単位など柔軟な契約期間
- 立地が良い場合が多い
- 業務に必要な設備が充実
(Wi-Fi、会議室、プリンターなど) - すぐに業務を開始できる
- 他社との交流の機会も
スモールオフィスの最大のメリットは、初期投資や管理コストを大幅に削減できる点です。自身でオフィスを構える場合に必要な敷金、礼金などは不要で、あらかじめオフィス家具や通信設備が整っており、入居後すぐに業務を開始できます。
また、賃貸契約と比べて契約期間の自由度が高く、事業の拡大・縮小にも柔軟に対応可能です。さらにスモールオフィスは駅近など立地条件の良い場所に拠点があることが多く、その住所に登記することで企業の信用力向上にもつながります。受付対応や会議室の利用、郵便物の受取サービスなども含まれており、効率的なビジネス運営が可能です。
バーチャルオフィスに比べると、仕事とプライベートをしっかり分けられるのがメリットです。一方、バーチャルオフィスに比べるとオフィスにかかる費用は高額になりがちです。
スモールオフィスのデメリット
逆に、スモールオフィスには以下のようなデメリットがあります。
- 長期利用では自社オフィスより割高になることも
- 内装やレイアウトの自由度が低い
- 共用設備のためプライバシー/セキュリティの確保が難しい
- 自社オフィスに比べて信用度は低い
まず、長期的に利用する場合、自社でオフィスを用意するよりもコストが高くなる可能性があります。人数や拠点エリアが固定されている場合は、長期的にみると自社でオフィスを用意した方がよいかもしれません。
また、スモールオフィスは内装やレイアウト、家具などが決まっています。自由に内装を変更したり、大規模なレイアウト変更を行ったりすることが制限される場合が多いです。机や椅子なども自分の好みのものを使えない場合があります。
さらに、スモールオフィスは共有のスペースや設備も多いです。共用設備を利用する際には、他社とのプライバシーやセキュリティ面にも注意が必要です。さらに、周囲の騒音や設備の使用制限など、完全な自社専用空間と比べると制約を感じることもあるでしょう。
スモールオフィスの活用法
個人事業主/フリーランスの事務所
スモールオフィスは、個人事業主やフリーランスにとって理想的な業務拠点です。私も独立して個人事業主や1人社長となってからは、シェアオフィスやレンタルオフィスといったスモールオフィスを拠点にしてきました。自宅では集中しづらい環境でも、オフィスに通うことでオンとオフを切り替えやすくなり、生産性が向上します。
また、ほぼすべてのスモールオフィスは法人登記や名刺への住所記載が可能で、一等地のスモールオフィスに登記すれば対外的な信用を高める手段にもなります。自身でオフィス家具や設備をイチから用意する必要がなく、初期費用を抑えながら本格的なビジネス環境を整えることができる点が大きな魅力です。
なお、個人事業主やフリーランスの拠点としては自宅(バーチャルオフィス利用)やコワーキングスペースも考えられます。どこに拠点を設けるべきかはこちらの記事で解説しています。
詳細:1人~少人数の個人事業主・フリーランスはどこで作業する?
リモートワークの作業場
スモールオフィスはテレワークやリモートワークの作業場としても利用できます。テレワーク可とされていても、自宅ではなかなか集中して仕事ができない人もいるでしょう。そんな場合は自宅以外にスモールオフィスを借りて仕事をするのもおすすめです。仕事とプライベートを分けられますし、自身で自宅に業務用のオフィス家具を用意する必要もありません。
また、個人で契約するのではなく企業でテレワーク用の作業場として契約し、社員に利用してもらう方法もあります。
支社・サテライトオフィス
スモールオフィスは、企業が新たな拠点を設ける際のサテライトオフィスや支社としても有効です。例えば東京は大阪に拠点のある企業が、福岡や九州地方に進出したり営業エリアを拡大する際に、初期投資を抑えつつ迅速に拠点を設置できるのが大きなメリットです。グラプラス天神にも、県外の企業が福岡支社を作りたいとの問い合わせを頂くことが多いです。
また、短期のテストマーケティングや人員配置の柔軟な調整にも対応可能で、変化の早いビジネス環境に適応しやすい運営が可能になります。また、立地の良い物件が多く、通勤や訪問時の利便性も高いため、従業員や取引先にも好印象を与えることができます。
エンジニア/イラストレーターの作業場
ITエンジニアやイラストレーターにもスモールオフィスはおすすめです。エンジニアやイラストレーターには集中できる作業環境は非常に重要ですが、スモールオフィスは高速インターネットや静かな個室を提供しており、自宅やカフェよりも作業効率を高められる環境が整っています。自宅で作業する人も多いかもしれませんが、オフィスに出向くことで仕事とプライベートを分けることができますし、同業者などと交流する機会もあるかもしれません。
私も以前はコワーキングスペースで作業していましたが、人の出入りや電話の声が気になって集中できず、スモールオフィスを契約しました。自分の席で集中して業務に取り組めるのが最大のメリットでしょう。
詳細:エンジニアにオススメのレンタルオフィス
詳細:イラストレーターにおすすめのレンタルオフィスは?
プロジェクト単位の短期利用
スモールオフィスは月単位でフレキシブルに契約・解約できるのがメリットです。そのため、正式な事務所としてだけでなく、一定期間だけ集中的に稼働するプロジェクト用の拠点にも最適です。グラプラス天神でも天神駅周辺でのプロジェクト用の拠点として契約いただくパターンがあります。
スモールオフィスなら必要な設備や通信環境が整っており、すぐに業務を開始できる点が魅力です。プロジェクトごとに柔軟に場所を変えることもでき、クライアント先に近い立地を選ぶことも可能です。通常のオフィス賃貸に比べ、コストや契約手続きの負担も少なく、機動的な運営が可能になります。
受験や資格試験時の自習室に
スモールオフィスの静かな個室は、受験勉強や資格試験のための自習スペースとしても活用されています。自宅では誘惑が多く集中できないという人にとって、環境を変えることは大きな効果をもたらします。特に長時間の学習やオンライン講義を受ける際には、インターネット完備の個室が最適です。周囲に人がいる環境がほどよい緊張感を生み出し、集中力を持続しやすくなるという声も多く聞かれます。
また、スモールオフィスは月単位など短い単位で契約できるのがメリットです。受験日までの3か月間だけ借りて集中して勉強する、といったやり方もおすすめです。
福岡のおすすめスモールオフィス
グラプラス天神

ここからは、福岡市にあるおすすめのスモールオフィスを紹介していきます。
まずは、私が運営するレンタルオフィス「グラプラス天神」です。
天神駅徒歩4分、天神ショッパーズの真裏にあるレンタルオフィスで、全席が固定席の1人専用なのが特徴です。
料金は半個室が月額25,300円から、鍵付き個室が月額41,800円からです。
フルスペックのレンタルオフィスとは異なりいくつか制限もありますが、1人や少人数で使うスモールオフィスをお探しの場合、まずはグラプラス天神を検討してください。
グラプラス天神 | |
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住所 | 〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神4丁目4-26 天神吉柳ビル7F |
アクセス | 地下鉄天神駅から徒歩4分 西鉄福岡天神駅から徒歩8分 |
部屋タイプ 月額料金 | SS席:44,000円~ S席:41,800円 A席:29,700円 B席:25,300円 |
公式サイト | https://www.glplus.co.jp/ |
<グラプラス天神の料金表>


席の種類はSS席、S席、A席、B席の4種類あり、SS席とS席は鍵付きの個室です。
開業以来、特にSS席の問い合わせが多いです。
デスクは幅140cm、奥行き70cmと広いのが特徴です。
私自身も仕事中はモニターを2台置いて作業しているのですが、モニターを設置すると奥行60cmでは狭いなと思い、奥行は70cmにしました。

ブース内は幅140cm、奥行き160cmと十分広く、机とイスのほかにキャビネットや棚も設置可能です。
窓があるブースもあり、ご契約いただいた順に好きな席が選べます。
料金はSS席が40,000円(税込44,000円)から、S席が38,000円(税込41,800円)と、他社の1名用個室の料金と比較してもかなり安いです。
A席とB席は半個室です。
扉はありませんが、前方と左右は壁で仕切られており、入り口もカーテンで仕切って半個室風にすることができます。
周囲からPC画面をのぞかれたりすることなく、集中して作業できます。

机のサイズはA席が幅120cm×奥行60cm、B席は幅100cm×奥行60cmです。
オフィス内はスマートロックによりセキュリティが保たれているので、荷物は座席に置いたままで結構です。
半個室の月額料金は月額23,000円(税込25,300円)からと、天神駅・博多駅エリアの1人用固定席ブースとしては最安値級の料金です。
現在カフェやコワーキングスペースで作業している人で、周囲を気にせずに集中して作業したい人はぜひグラプラス天神もご検討ください。
グラプラス天神の特徴は何といっても全席が1人用のシェアオフィスである点です。
1人社長はもちろん、エンジニア、プログラマー、ライターやイラストレーターなど、1人で作業することが多い人におすすめです。
私自身、1人社長としてコワーキングスペースやシェアオフィスで仕事をしてきました。
福岡市への移住(Uターン)を機に、自分のような1人で仕事する人に最適なオフィスを作りたいと思い、2025年にグラプラス天神をオープンしました。
グラプラス天神の最大のメリットは、地下鉄天神駅から徒歩4分のというアクセス抜群の立地です。
もちろん西鉄福岡天神駅や、七隈線の天神南駅からも天神地下街を通ってアクセスできます。

詳細:GoogleMapで見る
天神地下街の出口からはすぐなので、雨の日でもほとんど濡れることなく通勤できますね。
周囲には天神ミーナや天神ショッパーズはもちろん、コンビニ、カフェ、飲食店、郵便局があるため、何をするにも困りません。
天神の中心部にあるため、福岡市内を回る営業担当者の作業場所や、県外の企業の支社にも最適です。
最短で3カ月から利用できるので、東京や大阪の企業が福岡でプロジェクトに取り組む際のサテライトオフィスとしての問い合わせも多いです。
一方、グラプラス天神にはいくつか注意点があります。
オフィス内には会議室がないため、契約者以外の来客や、ブース以外での打ち合わせはできません。
グラプラス天神が入るビルの隣のビルには貸し会議室がありますし、近くにはカフェ(ドトールコーヒー)があるので、そちらをご利用ください。
ドトールコーヒーには喫煙スペースもあります。
【2025年4月追記】
2025年6月頃、グラプラス天神にも会議室を新設いたします。会議はもちろん、来客時の応接室としてもご利用いただけます。
詳細:工事のお知らせ | グラプラス天神
また、オフィス内には遮音の電話ブースが2つあります。
自席での電話は5分までという制限があるので、長い電話やweb会議は遮音ブースを利用してください。
ただ、電話の頻度が多い場合は遮音ブースに移動するのは面倒かもしれないので注意が必要です。

福岡市の天神地区で格安のスモールオフィスや1人用のオフィスをお探しの方は、グラプラス天神がおすすめです。
内覧も随時可能なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
詳細はこちら→グラプラス天神公式サイト
レンタルオフィス天神
続いて紹介するスモールオフィスは「レンタルオフィス天神」です。
レンタルオフィス天神は天神1丁目にある、西鉄が運営するレンタルオフィスで、レンタルオフィス天神というストレートな名称がいいですね。
料金はグラプラス天神より高いですが、完全個室、個別空調、会議室、受付スタッフ常駐などのフルスペックなオフィスの割には価格は安いです。
レンタルオフィス天神 | |
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住所 | 〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神一丁目15番5号 天神明治通りビル |
アクセス | 地下鉄天神駅から徒歩3分 西鉄福岡駅から徒歩6分 |
部屋タイプ 月額料金 | 1名用:39,800円~ 2名用:64,500円~ 3名用:94,000円~ (別途共益費13,000円要) |
公式サイト | https://www.office-tenjin.com/index.html |
<料金表>

料金は公式サイトでは1名用個室が39,800円からとなっていますが、私が内覧した際は最も安い1名部屋が月額44,000円弱、さらに共益費が14,000円ほどかかり、合計で月額58,000円ちょっとでした。
さらに2年目からは更新料として月額料金(共益費込み)の10%が必要とのことで、約5,800円/年がさらに必要です。
同じ面積の窓ありの部屋は月額料金6万円ちょっとで、共益費込だと74,000円ほどとのことでした。
公式サイトの料金より、実際はもう少し高いと思っていた方がよいでしょう。
グラプラス天神や、あとから解説するi Growth Shipに比べると高いですが、完全個室、個別空調、会議室、受付スタッフ常駐といったサービスがすべてそろったオフィスの中では安いです。
私も福岡市でオフィスを探している際に一度内覧したことがありますが、天神地区でフルスペックのレンタルオフィスを借りるならここを一番に検討するかなと思います。
レンタルオフィス天神の住所は「福岡市中央区天神1丁目」で、登記するには非常に良い住所ですね。
建物はアクロス福岡の道を挟んだ目の前あたりにあり、地下鉄天神駅の出口からも歩いてすぐです。
信号にさえ引っかからなければ、ほとんど濡れずに行けるのもメリットです。

私も一度内覧に行ったことがありましたが、建物はやや古さもあるものの、フル装備が魅力でした。
特に会議室を使いたいという要望は強いので、オフィス内に会議室が3つと、打合せもできるオープンスペースがあるのはメリットです。
オフィス内に複合機やシュレッダーに加え、自動販売機があるのもよいなと思います。
また、昨今では珍しく喫煙ルームもあるので、喫煙する人にとっては貴重なレンタルオフィスになるでしょう。
一方、喫煙ルームは隔離されてはいるものの、喫煙ルームがある6階はほのかにたばこのにおいが漂っており、非喫煙者の私にとっては少々つらいものがあります。

レンタルオフィス天神は全室が個室で、1名用から3名用の個室があります。
内覧した1名用個室は十分すぎるほど広くて棚もあり、事務所として快適に使えそうでした。
何より個別空調なのが非常にうれしいポイントです。
窓のある個室も多く選べます(窓なしの部屋より価格は高くなりますが)
平日の日中にはカウンターにスタッフがいるので郵便物の受け取りや来客にも対応できます。
冒頭に書いた通り、いろいろと制限があるグラプラス天神や i Growth Shipに比べると高いものの、完全個室、個別空調、会議室、受付スタッフ常駐といったサービスがすべてそろったオフィスの中では安いです。
天神地区である程度しっかりしたレンタルオフィスを借りたい場合は、このレンタルオフィス天神がおすすめです。
また、最初はグラプラス天神や i Growth Shipといった最低限のオフィスで始め、余裕が出てきたらレンタルオフィス天神のようなフル装備のオフィスに移転するのもありだなと思いました。
i Growth Ship
続いて紹介するスモールオフィスはi Growth Shipです。
一般的なオフィスというより、1名用の個人ブースが多数あるのが特徴です。
最初に紹介したグラプラス天神と似たような形態で、料金もかなり安いため、とにかく安くオフィス(というより作業場)を構えたいフリーランスや個人事業主におすすめです。
グラプラス天神をオープンする前は、私もここを真っ先に検討しました。
i Growth Ship | |
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住所 | 〒812-0025 福岡市博多区店屋町2-29 iGS博多ビル7F |
アクセス | JR博多駅徒歩14分 地下鉄箱崎線呉服町駅徒歩3分 地下鉄空港線祇園駅徒歩5分 |
部屋タイプ 月額料金 | ・個人ブースA:33,000円 ・個人ブースB:27,500円 |
公式サイト | https://igrowthship.jp/ |
<レンタルオフィスの料金表>

i Growth ShipのレンタルオフィスはA席とB席の2種類で、どちらもパーテーションで区切られた半個室です。
月額33,000円のA席は広さ1.8平米ほど(縦150cm、横120cm)で、高さ172cmのパーテーションで囲まれており、周囲を気にすることなく業務ができます。
デスクは幅120cm×奥行60cmで、有線LANも使えます。
写真では入り口がオープンになっていますが、自身で簡易のカーテンをつけて目隠しも可能です。
決して広くはありませんが、集中して作業できる環境です。

一方、個人ブースBは約1.68平米で、パーテーションの高さは132cmです。
しっかりオフィスとして利用するより、エンジニア/プログラマー、ライター、イラストレーターなどの作業場として利用するのに適しているかもしれません。
B席の料金は月額27,500円とかなり安いです。
i Growth Shipは地下鉄箱崎線の呉服町駅から徒歩3分、空港線の中洲川端駅や祇園駅から徒歩5分の場所にあります。
博多駅や天神駅からはやや遠いものの、地下鉄は空港線も箱崎線も使えるのが魅力です。

自社ビル内のフロアの一部をオフィスとして貸し出しているようで、シェアオフィスのほかにコワーキングスペースや貸し会議室も併設しています。
オフィスは個室ではなく、全て1名用の半個室です。
i Growth Ship内には会議室が4つあり、固定席の契約者は無料で使えます。
電話やビデオ会議はルール上は自分の席でもできることになっていますが、オフィス内は静かなのでなかなかやりにくいです。
セキュリティも考えると、基本的には併設するコワーキングスペースに移動することになるでしょう。
日中は受付にスタッフが常駐しており、コワーキングスペース内には複合機、ドリンクバーもあります。
デメリットとしては、天神駅や博多駅ではない点でしょうか。
ただ、地下鉄なら貝塚線と空港線からアクセスできるので、「絶対に天神」「絶対に博多」といったこだわりがなければ問題ありません。
また、個室ではないので一般的なオフィスのような使い方はできませんが、1人で業務をしたい人はとにかく安いこのi Growth Shipも検討しましょう。
地下鉄沿線にお住まいで、1人用のとにかく安いオフィス(=作業場)を探しているなら、このi Growth Shipかグラプラス天神が最もおすすめだと思います。
一方、個室の方がよいという人は、本記事で紹介した「レンタルオフィス天神」や「ワークステーション博多」「ビズポイント 博多駅前オフィス」の方がよいかもしれません。
私がi Growth Shipの内覧に行った際のレポートはこちらにまとめています。
ワークステーション博多
続いて紹介するスモールオフィスはワークステーション博多です。
博多駅から徒歩3分の好立地にあり、座席は個室にもかかわらず料金も安めで、完全個室なら個人的にもおすすめのレンタルオフィスです。
Work station 博多 | |
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住所 | 〒812-0013 博多区博多駅東1丁目1-33 はかた近代ビル7F |
アクセス | JR博多駅徒歩3分 |
部屋タイプ 月額料金 | ・1名個室:38,500円~ ・2名個室:45,100円~ ・4名個室:132,000円~ |
公式サイト | https://www.hakata.i-bldg.com/index.html |
<ワークステーション博多の料金表>

ワークステーション博多は博多駅からすぐの好立地で全席が個室の割に、価格はそれほど高くありません。
1名用個室は安い部屋だと月額38,500円、2名用は45,100円から使えます。
博多エリアで1名・2名用の個室をお探しなら、自分ならまずここを検討すると思います。
ただし、初期費用が高いので、短期で使う場合は損かもしれません。
Work station博多はJR博多駅から徒歩3分の好立地です。
博多駅から近い立地だと、福岡空港や天神にも近く、新幹線で九州の他県にも行けます。
福岡だけでなく、九州全域に行く拠点にも最適です。

入居する博多近代ビルはやや古めの建物ですが、1階にはコンビニもあり、地下には食堂街もあります。
博多駅にはデパートや飲食店街、カフェも多く、何をするにも便利な立地です。
Work station博多は博多近代ビルの7Fにあり、個室は1名個室と2名個室が中心です。
全室に机、いす、キャビネット、本棚がなどがあり、入居後すぐに業務に取り掛かれます。
特に本棚やキャビネットがあるのは便利ですね。
空気清浄機がある部屋もあるようです。
ちょっとした休憩に使えるリフレッシュカウンターもあり、充実した設備が特徴です。
モニター付きのミーティングルームもあるので、士業や人材紹介業の方も安心です。
ミーティングルームは1部屋だけですが、ビル内に別の貸し会議室もあります。

注意点としては、3名以上の個室がない点、受付スタッフがいない点、初期費用が高い点でしょうか。
特に初期費用は賃料の4カ月分以上かかるので注意が必要です。
ただ、月額料金は高くないので、長期で使う場合は非常にお得です。
1名や2名用のオフィスをお探しの方であれば、個人的には博多エリアで最もおすすめのレンタルオフィスです。
ビズポイント 博多駅前オフィス
続いて紹介するスモールオフィスはビズポイント(BIZ-POINT)の博多駅前オフィスです。
ビズポイントは天神にもオフィスがありますが、個人的には博多駅前の方が価格が安くておすすめです。
ビズポイント 博多駅前オフィス | |
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住所 | 〒812-0025 福岡市博多区博多駅東1丁目14番34号 博多ICビル2F |
アクセス | JR博多駅から徒歩3分 |
部屋タイプ 月額料金 | ・2名個室(窓なし):44,000円 ・2名個室(窓あり):49,500円 ・3名個室(窓あり):55,000円 |
公式サイト | https://biz-point.jp/hakata.html |
<料金表>

ビズポイント博多駅前オフィスの部屋は全て1名から最大3名の個室で、部屋数は10と規模は大きくありません。
その分月額料金が安く、最安で月額44,000円から使えます。
窓ありの個室も初期費用なしの月額49,500円で、どの部屋にももちろん家具がついており、入居後はすぐに業務に取り掛かれます。
先に解説したWork station博多は初期費用が高いのがネックでしたが、こちらのビズポイント博多はキャンペーンで初期費用が無料なのがお得です。
ビズポイントの博多駅前オフィスはJR博多駅の筑紫口から徒歩3分の場所にあります。
博多駅から非常に近く、九州全域にいけるので、サテライトオフィスや支社としても使えますね。
もちろん福岡空港からも2駅、天神駅からも3駅です。


オフィス内には会議室(応接室)とコピー機があります。
スタッフは常駐していませんが、この料金なら十分でしょう。

設備やサービスは豪華ではありませんが、何でもできる最低限のものがそろっています。
博多駅から徒歩3分という抜群の立地と、個室で月額4万円台という安さが魅力です。
個人的には、博多地区ではワークステーション博多と並んでオススメのレンタルオフィスです。
バーチャルオフィスも選択肢
さらに安く抑えたい人は、バーチャルオフィスも検討しましょう。
仕事は自宅でする代わりに、法人登記や名刺/WEBサイトに記載する住所のみを利用するスタイルです。
バーチャルオフィスの料金はレンタルオフィスやシェアオフィスより安く、グラプラス天神なら法人登記と月2回の郵便物転送がついて月額4,500円(税込4950円)です。
他にも条件付きながら月額3000円程度で使えるバーチャルオフィスもあります。
自宅で作業をしながら自宅の住所を公開する必要がなく、天神や博多駅前といった一等地の住所に登記できます。
「自宅に作業環境の構築が必要」「仕事とプライベートのON/OFFが難しい」などの注意点はありますが、とにかくオフィスにかかる費用を安くしたい人はバーチャルオフィスも検討しましょう。
参考:バーチャルオフィスとレンタルオフィス、どちらがおすすめ?
福岡のスモールオフィスはグラプラス天神
以上、スモールオフィスの特徴・メリット・デメリットの解説と、福岡のおすすめスモールオフィスの解説でした。
1名用の個室/半個室があるグラプラス天神やi growth ship、完全個室のレンタルオフィス天神、ワークステーション博多、ビズポイント 博多駅前オフィスなど、自身に合ったスモールオフィスを探してみてください。
中でもグラプラス天神は天神駅から徒歩4分の抜群の立地で、1名用固定席(半個室)が月額23,000円(税込25,300円)からと大変安いです。
いくつか制限はあるものの、特に起業したてのフリーランスや個人事業主などに最適のスモールオフィスです。
内覧も随時可能なので、是非お気軽にお問い合わせください。